Scholasticの調査:子どもは電子ブックを読みたがる

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2010年9月30日

ニューヨーク・タイムズ紙によると、ハリーポッターやハンガーゲームの米国版の出版社であるScholasticが行った新たな調査で、子どもと電子ブックに関する興味深い結果がいくつか得られたという。調査は6歳から17歳までの子ども2000人とその親を対象としたものである。

調査によると、子どもの25%はすでに電子ブックを読んだことがあり、9歳から17歳までの子どもの57%は電子ブックを読みたいと思っている。読書端末を持っている親は6%だが、来年までに購入しようと考えている親は16%おり、そのうち83%が子どもにも積極的に使わせたいと言っている。

同時に、多くの親が、マルチタスクやビデオゲーム、メッセージのやりとりといった気を引く機能のために、本のようなより長いのんびりしたメディアの、さらには電子ブックに適した注意持続時間を子どもが身につけることを阻害するのではないかと心配している。

「私の娘は本に集中できるくらい長い時間メッセージ交換をしないでいることができません」。15歳の子どもを持つテキサス州在住のある親は、調査に答えてこう述べる。

やはり調査に参加したミシガン州の7歳の息子を持つ母親は、「困ったことに、息子の注意持続機関はテンポの早い思考に対応するだけで、読書は退屈なものになっているようです」と述べる。

さらに、電子端末が提供する他の娯楽により子どもたちは結局本を読まなくなるのではないかと心配している親は半数以上にのぼる。

調査では、こうした恐れに根拠があるかどうかまでは踏み込んでいないが、親が面白い本を子どもに読ませ、ビデオゲームなど他の技術を使った娯楽に接する時間を制限したほうが、読書好きに育ちやすいということは言っている。

全体として、調査結果は予想外のものではない。新しい技術とともに育った子どもの方が、改めてそれに接した親よりもやすやすとくつろいでそれらを使うというのはこれまでもずっとあった状況である。子どもは一般に小道具を好み、しゃれた新技術のおもちゃで本が読め、それによっておもちゃに馴染めるなら、喜んで本を読むということだろう。

興味深いのは、長期的にはそれがどのように影響するかという点である。電子装置を通して読書に魅せられた子どもたちは将来的にも娯楽読者であり続けるのかどうか。これはより長期的な調査で扱うべき問題だろう。

eBookNewserより

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英語原文はアメリカ合衆国においてNorth American Publishing Companyが版権を保有している。本翻訳はNorth American Publishing Companyの許可を得て翻訳公開するものである。】

2010-10-05 11:08:40 / mabako
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[ 原文 ] http://www.teleread.com/ebooks/scholastic-study-finds-kids-want-to-read-e-books/
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