著作権トロール企業Righthavenがブロガーのマット・ドラッジを著作権侵害で訴え

法律: IT メディア ニュース 著作権

2010年12月10日

みんな、心しよう。著作権トロール企業Righthavenの武勇伝説が矛先を変えてブロックバスター級の領域に入ってきた。米国第二位の新聞出版社MediaNewsと著作権保護上納金納入契約を結んだRighthavenは、ドラッジレポートをやっている戦闘的ブロガーとして有名なマット・ドラッジに対する訴訟を起こしたTechdirtより)。

ドラッジは無鉄砲にもMediaNews傘下のデンバー・ポスト紙から写真を使い、さらにラスベガスレビュージャーナルのウェブサイトにリンクを貼った(Ars Technicaによる紹介記事もドラッジと同じ写真を再掲している。恐らくRighthavenに訴訟を起こすよう挑発しているのだろう)。

Righthavenによるほかの訴訟と同様、今回も、損害賠償に加え、ドラッジのドメイン名放棄を求めている(さらにはドラッジとは何の関係もないアーカイヴサイトのドメイン名の放棄も求めている)。ただし、訴訟ではドメイン名放棄の要求は、どうやら和解交渉の際に取り下げることもありうる交渉材料として持ち出しているようである。

今回の訴訟は、Righthavenが訴訟費用を払わなくてはならなくなりそうだったケースの取り下げを試みてから(ちなみに電子フロンティア財団:EFFはRighthavenの逃避を許す気はないようだ)わずか2週間しかたっていないときに起こされたもので、別の訴訟でもある判事がRighthavenに案件がフェアユースに該当しない理由を説明するよう求めているところだった(それも被告側がその問題を指摘するよりも前に!)。Righthavenはどうやらつまずきから回復するためには「さらに疾走せよ」と唱える陣営のようである。

それでも、Righthavenはアメリカレコード協会(RIAA)ほどではないようである。簡単に降参し、高い訴訟費用を払うよりも和解金を支払うような人々を脅迫するのではなく、ブロゴスフィア全体でももっとも強烈な一人を追いかけている。クリントン政権の補佐の攻撃と戦って勝利を収めたドラッジが、単なる企業の訴訟沙汰に頭を下げることはなさそうである。Righthavenの呆れた厚かましさには個人的に尊敬の念さえ抱きかけていると同時に、一体、この会社の重役は何を考えているか(そもそも何か考えているとして、であるが)呆れてもいる。

一つ確実なこと:この訴訟を見るのはとても面白いだろう。

(注意:同じだったらもっと面白かったのであろうが、2008年にAP通信がコピペによる著作権侵害で脅した相手はドラッジレトルトで、ドラッジレポートに対する皮肉な対抗ブログである)。

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英語原文はアメリカ合衆国におい て North American Publishing Companyが版権を保有している。本翻訳はNorth American Publishing Companyの許可を得て翻訳公開するものである。】

2010-12-10 18:33:44 / mabako
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