核・放射線緊急時の準備と対応用基準

法律: IAEA 原子力 放射能

3.4. 図1に一般基準と介入基準の体制を示す。一般基準は、予想されるあるいは実際に受けた線量により定められる。介入基準は測定可能な量あるいはオブザーバブルの値であり、実用上の介入レベル(OIL)、緊急時活動レベル(EAL)、特定のオブザーバブルおよびその他の、その場の状況を示す指標からなり、緊急時の意思決定に用いられるべきものである。介入基準は、適切な保護行動及びその他の対応行動を取る必要があるかどうか決定するために、即時かつ直接的に利用することができる。

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5.5. OILは計算で定められる量で、一般基準の一つに対応する。OILは適切な保護行動及びその他の対応行動を決めるために、他の介入基準(EALやオブザーバブル)とともに用いられる。OILを越えたときには、適切な保護行動を速やかに取るべきである。

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付録II 蓄積、個人の汚染、食物、牛乳、水の汚染のためのデフォールトOIL例

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(1) OIL1は、土壌汚染の測定値で、以下の対処を要する:

- 汚染地域の人々の線量を、表3で与えられる緊急保護行動の一般基準よりも低く抑えるために、緊急の保護行動(例えば避難)を取ること

- 避難者が浴びた線量が表3で定める医療行動の一般基準を越えていることがあるかもしれないため、必ず医療行動を取ること

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表8 現地調査測定用デフォールトOIL

[環境測定]

OILレベル

- OIL1(レベル1)

OIL値

- 地表あるいは線源から1メートル地点でのガンマ(γ)線が1時間に1000マイクロシーベルト

- 直接ベータ(β)線表面汚染測定で、1秒に2000カウント

- 直接アルファ(α)線表面汚染測定で、1秒に50カウント

OIL値を越えた場合の(状況に応じた)対応

- 即時避難あるいは十分なシェルターの提供

- 避難者の除染

- 不注意による摂取の削減

- 地域産物、雨水、その地域で放牧されている動物の乳の摂取の停止

- 避難者の登録と検診の実施

- 1時間1000マイクロシーベルト以上の線量を有する線源から1メートルで線源を扱った場合、即時の検診実施

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やさしい言葉での説明

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OIL1に対するやさしい言葉での説明

II.29. OIL1を越えた地域に止まることは安全ではないかもしれません。当該地域にいる人々は、放射線により健康に影響を被る危険を避けるため、[ここにOIL1で推奨される適切な行動を挿入]してください。

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この文書の表紙に書かれた情報を書き写すと:

IAEA Safety Standards for protecting people and the environment.
Criteria for Use in Preparedness and Response for a Nuclear or Radiological Emerbency.
Jointly sponsored by the FAO, IAEA, ILO, PAHO, WHO
General Safety Guide No. GSG-2

2011年のもので、「Advanced Copy - Subject to Final Proof Correction」となっていますが、最終校正によって内容が変わることはないと思われます。

IAEAの安全基準の一つですが、FAO、IAEA、ILO、PAHO、WHOが共同で作成したもの。

「やさしい言葉での説明」がとても興味深いので、部分を紹介してみました。

表8は、元は横3段組で、

 OIL  OIL値   OIL値を越えた場合の(状況に応じた)対応

となっています。

OILのレベルは、OIL1からOIL6までありますが、ここで紹介したOIL1が最も危険な状況。

 2011-03-31 15:04:10 / kmasuoka
原文サイトを表示
[ 原文 ] http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1467_web.pdf
一部引用