福島沖海水のヨウ素129:分布、無機スペシエーション、出所、配分

法律: 原発事故 東京電力 放射性物質 放射能 福島 論文抄録

2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故により、環境中に大量の放射性物質汚染が広まった。そのうち、ヨウ素129は長寿命の放射性核種で、数百万年にわたって環境中に残ることになる。本研究はまず、2011年6月に福島沖で採集された海水深度レベルごとのヨウ素129の濃度と無機スペシエーションについて述べる。福島沖40キロの海水表面において、ヨウ素129/ヨウ素127の最大原子数比2.2×10-9と、水面でヨウ素129の濃度が大幅に上昇していることが観察された。ヨウ素129の優占種はヨウ化物であり、ヨウ素127は主としてヨウ素酸塩であったが、これは、ヨウ素129の主な出所が、福島第一原発から直接液体として流出したことにあることを反映している。福島第一原子力発電所から直接放出されたヨウ素129の量は2.35ギガベクレルと推定され、また、事故で環境中に放出されたヨウ素129のうち約1.09ギガベクレルが福島沖の海に行った。福島原発事故で放出されたヨウ素129の総量は1.2キロと推測される。福島由来のヨウ素129に関するこれらのデータは、今後、太平洋北西部におけるヨウ素の水循環と生物地球化学的循環を調査するために必要な情報を提供するものである。

Hou X, Povinec PP, Zhang L, Shi K, Biddulph D, Chang CC, Fan Y, Ješkovský M, Liu Q, Luo M, Steier P, Zhou W, Hou Y, Golser R.

Environ Sci Technol. 2013 Mar 5.

  2013-03-08 06:32:15 / eengine
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[ 原文 ] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23461388
抄録のみの翻訳。