福島第一原発事故由来放射性核種の地球規模の移動と沈着のモデリング

法律: 原発事故 放射性物質 放射能 ヨウ素 論文抄録

抄録:福島第一原発事故により放出された放射性核種が地球規模で環境中にどのように広まり、沈着したかのモデリングを行った。EMAC大気化学=全球循環モデルを用い、循環ダイナミクスはERA-Interim reanalysisデータに準じた。地理座標系で約0.5度(T255)の解像度を適用した。モデルは放射性同位元素としてヨウ素131とセシウム137の放出と移動、降水・粒子の沈澱・乾性沈着による移動プロセスを説明する。さらに、キセノン133の放出もシミュレートした。キセノン133は貴ガスで、汚染大気の受動輸送トレーサと見なすことができる。放出条件はChino et al (2011)及びStohl et al (2012)に依拠した。ヨウ素131の放出量推定にはかなりの不確実性がある。計算により求めた濃度を、包括的核実験禁止条約(CTBTO)に基づく基地観察と比較した。我々の計算では、大気圏に放出された放射能の約80%が太平洋に沈殿したことになる。日本では、広範にわたる居住地域が40kBqm^-2以上の汚染となった。我々はまた、日本の人々が晒される、セシウム137、セシウム134、ヨウ素131の吸入量と50年の線量を推定した。

Atmos. Chem. Phys., 13, 1425–1438, 2013

www.atmos-chem-phys.net/13/1425/2013/

doi:10.5194/acp-13-1425-2013

T. Christoudias[1] and J. Lelieveld[1], [2]

[1] The Cyprus Institute, Nicosia, Cyprus

[2] Max Planck Institute of Chemistry, Mainz, Germany

  2013-03-29 08:40:20 / eengine
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