核医療従事者における慢性低線量電離放射線被曝の遺伝毒性効果

法律: 健康/医療 放射線 放射能 被曝

:核医療従事者は職業上、慢性的に電離放射線に被曝していう。電離放射線は染色体を損傷することが知られている。本研究では、核医療従事者に対する電離放射線の遺伝毒性効果を調査した。遺伝毒性の指標として、姉妹染色分体交換(SCE)と小核(MN)の二つを用いた。

方法:21人(女性11人・男性10人)の核医療従事者を対象とし、通常の勤務状態のときと1カ月の休暇後という二つの時期に調査を行った。線量は、1.20mSvから48.56mSvで、二つの休暇に挟まれた勤務期間中に累積した量である。末梢血の標本を各研究協力者から得て各期間において、二種類のリンパ球培養(SCEおよびMN)に用いた。

結果:研究協力者のほぼ全員において、SCE値は休暇後と比べて被曝期間中に有意に上昇していた(P<.05)。同様に、小核頻度も休暇後と比べて被曝期間中に有意に上昇していた(P<.05)。

結論:本研究では、ほとんどの研究協力者において、SCE値と昇格頻度がともに、1カ月の休暇後よりも電離放射線に被曝している期間の方が有意に高いことが明らかになった。しかしながら、この遺伝毒性効果はほとんどの研究協力者でもとの状態に戻りうるものであった。

Sahin A [1], Tatar A, Oztas S, Seven B, Varoglu E, Yesilyurt A, Ayan AK.

[1] Department of Nuclear Medicine, Ataturk University, Erzurum, Turkey. alibabam2001@yahoo.com

  2014-04-26 08:25:24 / eengine
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[ 原文 ] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19520299
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