ALAはハティトラストの控訴裁判所裁定を支持

法律: 図書館 著作権

2014年6月18日

アメリカ図書館協会(ALA)は、最近、ハティトラストと米国作家協会の間で争われた、図書館における特定のフェアユースをめぐる裁判で、控訴裁判所が出した判決を支持することを公式に表明した。Telereadでも既に述べているが、米国巡回控訴裁判所は、米作家協会対ハティトラストの裁判における一審の裁定を支持し、図書館が全文検索データベースを提供し、紙媒体での読書に困難を抱える人たちに著作へのアクセスを提供することはフェアユースであるとの裁定を下した。

ALAの見解は自然なことである。というのも、そもそもこの訴訟は図書館におけるフェアユースをめぐるものだからである。とはいえ、図書館関係者が公式にこの裁定を支持しているのは頼もしい。

ALA会長バーバラ・ストリップリングは、この裁定に関するALAの公式声明の中で次のように述べている。「控訴審は・・・一審の裁定以上のことを確認している。図書館が公衆に著作権で保護された資料をフェアユースで提供することは、著作権法において本質的なものであることを確認しているのである。一般公衆のために人類が生み出した知識の巨大な記録を確保し、障碍を抱える人々に対しても含め、著作に対して研究や教育、学習目的での合法的なアクセスを提供するという、図書館の巨大な価値を法廷が認めたことを、ALAは歓迎する。学習を可能にし、知識を持った市民の育成を可能にするフェアユースの重要性が引き続き認められることは、米国の著作権法の特徴であり、それがスムーズに機能することを可能にしている。」

ALAが指摘するように、控訴審は「米国作家協会は当事者適格でなく、それゆえ、ハティトラストに対する侵害の主張は認められないと判定している。」さらに、ALAの見解では、「本裁定は、図書館が、ハティトラストの諸機関において大規模なデジタル化を進めて著作の検索可能性を改善し、印刷体での読書に障碍を抱える学生がこうした著作に全面的にアクセスできるようにすることができることを確認している。一般公衆は、加盟80組織が保有している著作のデータベースをキーワードで検索し、見つけ出すことができる。著作そのものの全文に対するアクセスは、紙の読書に障碍を抱え、資格のある専門家からその証明を得ているミシガン大学の学生に限られる。」

ALAはさらに、「さらなる控訴がなされた場合、ハティトラストの件におけるフェアユースを引き続き支持する」と宣言している。

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英語原文はアメリカ合衆国においてNorth American Publishing Companyが版権を保有している。本翻訳はNorth American Publishing Companyの許可を得て翻訳公開するものである。】

 2014-06-19 23:20:51 / mabako
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[ 原文 ] http://www.teleread.com/library/ala-comes-favor-hathitrust-appeals-ruling/
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