バチカン市国

法律: 神戸女学院翻訳チーム

はじめに

ローマ・カトリック教会の総本山と言っても過言ではない、バチカン市国の名で知られている教皇庁はとても小さいですが、現在、信者が推定でも世界中で10億人に達している最も大きな宗教の1つの、非常に裕福な中心地です。ローマ法王の住居であり、また法王の個人礼拝堂があります。ミケランジェロの息をのむような「創世記」が広がる、かの有名なシスティナ礼拝堂は、私たちも見学することが可能です。また、サンピエトロ大聖堂は、初代ローマ法王であるとされている使徒ペトロの骨が現在でも残されており、非常に多くの、国際的にも認められている素晴らしい芸術品が収められています。もしあなたが、この2つの建物だけで、芸術への観賞欲が満たされなかった時は、バチカン美術館に行けば、その欲は満たされるでしょう。もしくは、17世紀にジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって設計されたサンピエトロ広場というもうひとつの、教皇庁の偉大な傑作を見るのも良いかもしれません。

バチカン市国は世界最小の主権国家であり、国全体がローマの街の中に収まっています。1929年にラテラノ条約によって建国され、教皇庁はパスポートを発行し、事実上世界中のすべての国との外交関係を持ちました。

バチカン市国のほとんどは一般公開されていませんが、バチカン美術館は国の北側から入ることができ、サンピエトロ大聖堂は、サンピエトロ広場の列柱の右手側から入ることができます。

略史

バチカン市国は1929年に建国し、ローマ法王がアヴィニョンより帰国した1377年以来、ローマ法王の住居となっています。ローマ法王はアヴィニョンに移動する前、ローマ市内のチェリオの丘にあるラテラノ宮殿に住んでいました。バチカン市国の独立によって教皇庁は、単に宗教の中心地となることとは対照的に、様々な利益を得ることができたのです。

326年、最初の教会であるコンスタティン大聖堂は、使徒ペテロの墓であるとローマカトリック教会の弁証者やイタリアの考古学者が語っている場所に建設されました。サンピエトロ大聖堂が建てられてから、非常に多くの建物がこの複合施設に建設されていきました。最初の教会は現在、旧サンピエトロ大聖堂と呼ばれ、今日私たちが見ているサンピエトロ大聖堂は、1506年に建築が開始され、1626年に完成したものとなります。

地理

バチカン市国は世界で最も小さな国であり、面積はたった44万㎡(東京ドーム約9.5個分)しかありません。ローマの中心街より西に位置している、バチカンの丘として知られている地域に立っています。イタリアとの国境線は3.2kmで、バチカン市国の城壁が国境となっています。

2017-01-17 13:09:48 / tkkobe
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[ 原文 ] http://www.travellerspoint.com/guide/Vatican_City/
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